2023年度の予算が決定しました
2023年2月15日に日本ヒューレット・パッカード健康保険組合の組合会が開催され、2023年度（2023年4月1日～2024年3月31日）の予算、および事業内容が決定いたしました。予算の概要は下記の通りです。
2023年度予算
| 収入 | 支出 | |||
|---|---|---|---|---|
| 科 目 | 金額 （百万円） |
科 目 | 金額 （百万円） |
対総予算比 （％） |
| 健康保険料収入 | 2,631 | 事務費 | 101 | 3.0% |
| 調整保険料収入 | 66 | 保険給付費 | 1,260 | 37.7% |
| 繰越金 | 357 | 納付金 | 1,428 | 42.7% |
| 繰入金 | 230 | 保健事業費 | 353 | 10.6% |
| 補助金等追加収入 | 1 | その他支出 | 73 | 2.2% |
| その他収入 | 57 | 予備費 | 128 | 3.8% |
| 計 | 3,343 | 計 | 3,343 | |
| 収入 | 支出 | |||
|---|---|---|---|---|
| 科 目 | 金額 （百万円） |
科 目 | 金額 （百万円） |
対総予算比 （％） |
| 介護保険収入 | 583 | 介護納付金 | 561 | 93.0% |
| 繰越金 | 20 | その他支出 | 1 | 0.2% |
| 予備費 | 41 | 6.8% | ||
| 計 | 603 | 計 | 603 | |
事業内容について
2023年度の当組合の方針や、各種取り組みのポイントは第2期データヘルス計画に基づき、引き続き以下の通り予定しています。
- 生活習慣病、メンタル対策、がん対策に重点を置いた事業を継続いたします。また、これらの実施にあたっては、加入者のヘルスリテラシー向上に加えて重症化予防を意識したアプローチを行います。
- 被保険者及び被扶養者に対して、郵送健診を活用したプログラムを実施します。
- 加入事業所の実態やニーズ、特にリモート環境に対応した取り組みが出来るよう、公募型のプログラム‘Wellness Café“の更なるメニューの充実をはかります。
- 加入事業所の健康経営に貢献するべく、医療費等のデータ分析結果を活用し、コラボレーションをはかります。
当組合の財政状況
2023年度は健康保険料、介護保険料とも前年度の保険料率から変更はなく、以下の通り決定されました。
| 被保険者 | 事業主 | 合計 | |
|---|---|---|---|
| 健康保険 | 2.95 | 3.95 | 6.90 |
| 介護保険 | 0.95 | 0.95 | 1.90 |
健康保険については、前期高齢者納付金が前年比3億4千9百万円の大幅な増加が見込まれる事となったため、別途積立金を取り崩しての予算編成となりました。当組合の前期高齢者医療給付費額が低く抑えられている時期が続き、それが財政面に好影響となっておりましたが、2021年度より当該給付費が大幅な増加となった為、過年度分の精算額とその実績に基づく概算額の請求が合計となった結果、2023年度の納付金に大きな影響が出ました。2024年度についても同様の影響が想定されますので、これまで黒字決算が続き別途積立金の積み立ても順調に増えてまいりましたが、今後は現行料率を維持する場合は別途積立金を取り崩しながらの予算策定となります。将来的には保険料率の見直しが必要となることをご理解下さい。
介護保険料についても、コロナ禍の影響により支出の大半を占める介護納付金が2023年度については以前の推計より低い金額での算定となったため、2022年度と同率を維持することといたしました。介護納付金は国全体の介護費用の一部を負担することを目的として拠出するものであり、一時的に国全体の介護費用の伸びは抑えられましたが、今後は年々増加の一途をたどっていくことになります。介護納付金は各健康保険組合の総報酬に一律の総報酬割概算負担率をかけて計算されますので、今後も毎年国から示される負担率に合わせて、当組合の介護保険料率も上がっていくとご理解下さい。
健康保険組合は相互扶助の考えに基づき、会社と被保険者の皆様からお預かりした保険料で運営されています。皆様のご理解とご協力をいただきますようよろしくお願い申し上げます。