日本ヒューレット・パッカード健康保険組合

日本ヒューレット・パッカード健康保険組合

English
Japanese
文字サイズ
  • 小
  • 中
  • 大

令和5年度決算のお知らせ

2024年9月11日に開催された第52回組合会で当組合の令和5年度決算が承認可決されましたので、その概要をご報告いたします。

収支の状況及び今後について

健康保険

保険料率及び負担割合は、被保険者、事業主とも前年度と変わらず、被保険者:2.95%・事業主:3.95%、合計6.90%でした。最終的な収入決算額は、3,506,800,891円、支出決算額は3,166,413,785円で差引残高は340,387,106円となりました。

年間平均被保険者数は前年比2.2%増、それに伴い健康保険収入は前年比8千5百万円増加しました。
支出については、保険給付費については前年度比1億3千5百万円増の12億9千9百万円となり、ほぼコロナ禍前の水準となりました。また、傷病手当金は昨年に引き続き増加しており、7千4百万円となりました。

納付金は前年度から3億9千8百万円増の14億2千9百万円でした。納付金は当該年度に概算金額を納め、2年後に実績値に基づき精算がなされる仕組みになっていますが、令和5年度の大幅な増加は、当組合の前期高齢者の医療費が増加傾向にあり令和3年度の概算計算時の想定を大幅に上回ったため、多額の精算分を追徴されたことが原因です。

保健事業については、前年度比1千3百万円減の2億7千5百万円となりました。こちらについては、被扶養者の健診受診率が下がったこと、及び事業主との共同事業として実施している健診の事業主負担部分を、健康保険組合が立替払いし事業主に負担分を請求する方式から、直接健診機関から事業主に請求するプロセスに変更した事により、立替払い分が減少したことによります。

令和5年度の決算残金は3億4千万円ですが、前年度からの繰越金が3億4千万円、財産を取り崩しての繰入金が2億3千万円ありますので、実際の単年度収支としては2億3千万円の赤字となります。現在の保険料率6.90%に対して実質保険料率は7.58%、保険給付費と納付金の合計が支出の86%を占める状況ですので、近い将来保険料率の見直しが必要です。別途積立金の取り崩し状況をふまえて、今後の財政推計を行い、保険料率の見直しをご提案させていただく予定です。

前年度との対比、収入・支出に占める内訳については下記をご参照下さい。

健康保険収入支出決算概要

収入
(単位:百万円)
決算額
科  目 R03 R04 R05 対前年比
健康保険料収入 2,737 2,722 2,807 85
一般 2,670 2,656 2,738 82
調整 67 66 69 3
その他 68 60 130 70
繰越金 200 200 340 140
繰入金 0 0 230 230
収入計 3,005 2,982 3,507 525
収入 円グラフ
支出
(単位:百万円)
決算額
科目 R03 R04 R05 対前年比
事務所費 101 92 94 2
保険給付費 1,080 1,164 1,299 135
法定 1,003 1,093 1,221 128
付加 77 71 78 7
納付金 971 1,031 1,429 398
前期高齢 69 180 545 365
後期高齢 902 851 884 33
病床転換 0 0 0 0
退職者 0 0 0 0
保健事業 306 288 275 △ 13
特定健診 30 30 19 △ 11
特定保健指導 9 5 7 2
指導宣伝 7 7 9 2
疾病予防 240 222 215 △ 7
体育奨励 0 0 0 0
健康増進 20 24 25 1
その他 70 67 70 3
支出計 2,528 2,642 3,167 525
収支差引残 478 340 340 0
実質差引算 278 140 △ 230 △ 370
支出 円グラフ
決算残金処分
健康保険

(単位:円)
決算状況 決算残金処分内訳
収入決算額 3,506,800,891 準備金 0
支出決算額 3,166,413,785 別途積立金 0
    繰越金 339,829,621
    財政調整事業繰越金 557,485
差引残高 340,387,106 340,387,106

ページ先頭へ戻る

介護保険

前年度に引き続き、総報酬負担割を考慮して1.90%といたしました。収入総額が623,892,483円、支出総額は561,166,461円で介護保険の決算残金は62,726,022円となりました。前年度から20,000,000円を繰越金として受け入れていますので、単年度収支としては42,726,022円の黒字となります。なお、令和5年度の介護準備金は当該年度の介護費用、各健保の収入の予測に基づき概算で納めており、実績値に基づき令和7年度に精算が行われますので、この差引残額がそのまま黒字ではない点をご理解下さい。

国全体の介護に要する費用の増加に伴い、今後も介護納付金に要する保険料率は増えていくことが見込まれます。現在、介護準備金が積み上がっている状況ですので、令和7年度については現行の保険料率で対応できると想定しておりますが、来年1月に提示される総報酬負担割を確認後、2月の予算組合会にて保険料率のご提案をさせていただきます。

(単位:円)
決算状況 決算残金処分内訳
収入決算額 623,892,483 介護準備金 42,726,022
支出決算額 561,166,461 繰越金 20,000,000
差引残高 62,726,022 62,726,022

加入状況

    令和4年度 令和5年度 増減
事業主 年度末 5 5 0
被保険者数 年間平均 4,079 4,170 91
扶養率 年度末 1.02 0.97 △0.05
介護保険第2号被保険者数 年間平均 3,961 3,940 △21

保険給付の概要

区  分 (A)令和5年度  円 (B)令和4年度  円 (A)-(B) 円 増減率  %
保険給付総額 1,298,508,264 1,163,839,820 134,668,444 11.57%
法定給付費 1,221,140,632 1,093,246,071 127,894,561 11.70%
うち医療給付費 1,112,420,639 995,230,507 117,190,132 11.78%
その他の給付 108,719,993 98,015,564 10,704,429 10.92%
付加給付 77,367,632 70,593,749 6,773,883 9.60%
保険給付一人当り 311,393 285,325 26,068 9.14%
医療給付一人当り 266,768 243,989 22,779 9.34%

ページ先頭へ戻る

令和5年度に実施した保健事業

令和4年度と比較して、以下の傾向がみられました。

  • 被扶養者の特定健診受診率は減少(63.4%→58.5%)
  • 特定保健指導実施率向上の取組による改善
    (令和5年度報告実績値19.8%→令和6年度報告予定値41.2%)
  • WELBOX実利用率はコロナ禍前の水準まで回復(41.0%⇒46.0%)
  • Wellness Caféの効率的な実施(回数:21⇒20、参加者:786名⇒996名)

保健のPR

  • 育児書配布
  • 医療費通知
  • 電話健康相談
  • ヘルスアップセミナー
  • 若年者・服薬者保健指導

病気の予防

  • 定期健康診断(~9月/35歳未満の被保険者 824人)
  • 家族健康診断(~2月/被扶養配偶者 420人)
  • 人間ドック(~2月/35歳以上の被保険者、被扶養者 3,519人)
  • 脳MR(~2月/40歳以上の被保険者、被扶養者 258人)
  • 肺ヘリカル(~2月/40歳以上の被保険者、被扶養者 197人)
  • 乳がん検診(~2月/女性の被保険者・被扶養者 1,376人)
  • 子宮がん検診(~2月/女性の被保険者・被扶養者 1,181人)
  • 前立腺がん検診(~2月/男性の被保険者・被扶養者 518人)
  • 特定保健指導(被保険者 508人、被扶養者 3人)
  • インフルエンザ予防接種補助(10月~1月/被保険者・被扶養者 2,075人)
  • EAPプログラム
  • 郵送健診(子宮頸がんリスク検査他)

健康増進

  • WELBOX(実利用率: 46.0%)
    • 宿泊費補助 (のべ4,712人)
    • スポーツクラブ利用補助
      • セントラルスポーツ (のべ2,394人)
      • ティップネス (のべ576人)
      • ルネサンス (のべ554人)

ページ先頭へ戻る