平成25年度のHP健保の予算が決定しました
平成25年2月20日に日本ヒューレット・パッカード健康保険組合の組合会が実施され、その結果、平成25年度(平成25年4月1日~平成26年3月31日)の予算、および事業内容が決定いたしました。予算の概要は下記の通りです。
平成25年度予算
収入 | 支出 | |||
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科 目 | 金額 (百万円) |
科 目 | 金額 (百万円) |
対総予算比 (%) |
健康保険料収入 | 2,385 | 事務費 | 77 | 2.6% |
調整保険料収入 | 74 | 保険給付費 | 1,311 | 43.3% |
繰越金 | 162 | 納付金 | 1,148 | 37.9% |
別途積立金繰入 | 330 | 保健事業費 | 364 | 12.0% |
その他収入 | 76 | その他支出 | 78 | 2.6% |
予備費 | 49 | 1.6% | ||
計 | 3,027 | 計 | 3,027 |
収入 | 支出 | |||
---|---|---|---|---|
科 目 | 金額 (百万円) |
科 目 | 金額 (百万円) |
対総予算比 (%) |
介護保険収入 | 248 | 介護納付金 | 245 | 98.8% |
雑収入 | 介護保険料還付金、 雑支出 |
1 | 0.4% | |
積立金 | 2 | 0.8% | ||
計 | 248 | 計 | 248 |
ポイント
- ①平成24年度と同じ料率を維持する。(健康保険:5.4%、介護保険料:0.84%)
- ②健康保険料収入の不足分については、前年度残金からの繰越金、及び別途積立金から繰入。
事業内容について
- 既存の事業を継続。医療費分析実施の結果をふまえて、生活習慣病対策、メンタル疾病対策、及び広報を重点的に展開する。
- 会社の主催によるWellness Programへの協調を継続する。
健康保険組合を取り巻く状況と当組合
健康保険料、介護保険料についての基本的な考え方は、その時に必要な保険料を会社、及び被保険者である皆様より徴収するというものです。平成25年度も当組合の健康保険料は、標準報酬月額の5.4%という非常に低い水準の保険料率設定を継続いたします。(参考:平成24年度予算時 全国の健康保険組合平均保険料率: 8.307%)しかしながら、これは過去に積み立てられた任意の積立金(別途積立金)を取り崩す事により維持されているものであり、当組合の平成25年度の予算で言いますと料率6.3%程度の規模感になり、不足する0.9%を別途積立金の取り崩しでまかなう前提で策定していることをご理解ください。 尚、あくまでも予算ですので、実際には加入者が何名いるか、総報酬がいくらであったか、実際にどれだけの医療費が使われたかという要因で収支は左右され、平成25年度末時点での別途積立金の残金も変動します。
また、国民全体の医療費が年々増加する中、高齢者等への支援の為に健康保険組合が納める納付金の負担額も年々重くなっています。社会保障については、負担能力のあるところにより重くという方向性での議論がなされておりますので、今後、当組合としての負担は益々増加していく事が予測されます。
別途積立金の残高もふまえて、平成26年度以降のいずれかのタイミングで保険料率を上げる必要があります事を皆様にご理解いただきたくご案内申し上げます。
尚、当組合ではより効率的な運営を行う為、下記を着実に実行していきたいと思います。
- ①被扶養者が適正な加入資格をお持ちであるかどうかの定期的な資格確認とともに、被扶養者が資格に該当しなくなった場合には確実に削除を実施していただけるよう被保険者への周知徹底
- ⇒ たとえ医療費等を使っていなくとも、加入者のままになっているとその人数での納付金が請求される等、余分な費用を支払う事になる。
- ②医療費削減の為の働きかけ
- ⇒ ジェネリック医薬品の利用促進や、柔道整復師による施術内容の確認、適正な受診行動の為の情報提供
- ③保健事業の見直し
- ⇒ 効果検証、利用者に偏りがないかといった見地からの制度の見直し
健康保険組合は相互扶助の考えに基づき、会社と皆様からお預かりした保険料で運営されています。皆様のご理解とご協力をいただきますようよろしくお願い申し上げます。